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2021/07/22

研究者の潮時って?・研妻哲学413

研究者夫が考える潮時、引退


わが家の研究者夫の場合


最近は研究者話題からそれた内容の更新が続いていましたが
久しぶりに初心にかえって、
研究者と支える人を応援する立場から
研妻として書いていこうと思います。

このブログがどんなワードで閲覧されているか
ごくたまに確認できるのですが
そこで目にとまったワードがあります。

それが
研究者の潮時

ちょっと衝撃的ではありましたが
夫をみていると物凄く理解できる気がしてきます。

きっと夫の頭の片隅にも
潮時や引退のことが常にうかんでいるのだろうと思います。

ポスドク時代から
「一体いつまでもつか、、、」
といった悩みを抱えていましたが、
最近はもう当たり前のことになりすぎて
悩まなくなってしまいました(笑)

慣れって恐ろしいですね。

特にアカデミアとなると
一度職に就けても綱渡り状態の生活が続きます。

海外ポスドク時代をおえて
やっとこさ国内で仕事をみつけても
任期付き研究員という立場上
不安定な雇用が続きます。

そんなちょっと暗くなってしまうような環境でも
時折うれしいニュースが飛び込んでくることがあります。

何気なく報道番組を観ていたときのこと

画面いっぱいに研究者の顔が映し出され
インタビュアーからの質問に専門家として答えている人物がいました。

その番組を観ながら、

夫「あれ?この人あの人じゃない?」
妻「○○先生って、あの○○さん?」
夫「海外修行時代にご一緒した○○さんだ!」
妻「!!!!」

といった感じで、かつて少しだけお目にかかり
お世話になった研究者の方が
その頃よりもさらにパワーアップして頑張っておられる様子を
画面越しに拝見することが度々あります。

そうすると夫の場合は
「そろそろ自分は潮時かな」なんて思っていても
「もう少し頑張ってみるか」という気持ちに切り替わるようです。

私の恩師はよく
「人は人によって磨かれる」と言っています。

こんなとき、よく思い出す言葉です。



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



研究者として潮時を考えるときは、人に磨かれるタイミングかもしれない