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2021/03/17

日独エコ意識の違いは幼児期に生まれる説・研妻哲学406

朝のごみ収集車で社会勉強するドイツの子ども


日本の親子との違い


わが家がドイツで暮らしていたのを
すっかり過去の出来事だと感じる近頃

ふと思い出した光景がある

まだドイツにいたころ
朝の登園時間に
小さなわが子を連れて
やや急ぎ足で幼稚園へ向かっていると
ごみ収集車が回収に来ていた

私たちが通り過ぎようとすると、
たまたま近くにいた他の親子が
回収作業がよく見える場所で立ち止まり
親が子供に何かを一生懸命に
説明している様子

そんな光景を見かけるのが
この1回だけなら記憶に残らないと思うが
その後もまた別の場所で
他の親子も同じように
ごみ収集車を眺めながら話し込んでいる

どうやら
ごみ収集作業を見学しながら
エコ意識につながるような
社会勉強をしているのだと知ったのは
あとになってからだった

帰国前に上の子と
マネした経験があったので
帰国後、下の子にも同じように
試してみた

すると
どうもしっくりこない

ドイツの作業員は
親子に見られることに慣れていたが

日本の作業員は
あまり慣れていないのだと悟った

ドイツという国でするから
しっくりくるのであって
日本で同じようにすると
異様な空気感に包まれることを
身を持って体感した

2021年3日17日、水曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



日本とドイツのエコ意識の違いは、幼い頃から生まれているのかもしれない