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2021/09/18

研究者夫、海外に戻る可能性を考える・研妻哲学419

研究者夫に聞いてみた


「海外の研究室に戻る?」


一般的にも言われることだけれど、
研究設備のことだけに着目すれば、
どうやら日本よりも海外の方が
整っているらしい

国内にもおそらく
わりと設備投資されている研究施設は
存在するのだろうけれど、
設備が整った施設に
自分の専門分野を扱う研究室が
あるとは限らない

「研究のことだけを考えれば、
前にいた海外の研究室に
戻る方がいいのかもしれない」と、
研究者ではない妻の私でも
容易に想像できてしまう

仮にそうなった場合、
短期間というわけにはいかない

扱う分野の特性上
前回同様、長期の滞在が求められる

「1年間だけかも」と、思って
安易について行ったら
実際にはその何倍もの年月がかかった

海外に戻るとなれば長期滞在で、
年齢も考えると
帰国して職を得られる可能性は
極めて低い

おそらく
帰国しない覚悟が必要だ

現に帰国せず
海外で子育てをしながら
立派な業績をあげている
日本人研究者も少なくない

わが家の場合、
子育てのことを考えれば
次の引っ越し先で
ある程度落ち着きたい

けれど現実はきっと
そうさせてはくれないだろう

2021年9月18日、土曜日の記録(3連休初日)



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



旅にでなくても、常に旅人なのかもしれない