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2020/10/23

「海外に住んでいた」事実が生む誤解・研妻哲学284

帰国後に誤解されがちなこと


海外生活の正しい理解について


日本に帰国してから
「どこから引っ越してきたの?」という
質問に少々困ることがある

もちろん正直に答えるしかないのだけれど
「海外」と聞くと驚く人も中にはいる

そしてやや羨望の眼差しを向けられることもある

ところが実際は
こちらとしては誰からも
羨ましがられるような生活は
一切送っていないという認識でいるわけで
そうすると向けられる眼差しが眩しすぎてしまう

ときには
目を向けられずに誤解されたまま
距離を置かれてしまうこともなくはない

たしかに私の場合を除けば
華やかな海外生活を
実際におくっている人もいると思う

それでもわが家の場合は
ここでもリアルに触れているように
必要最低限の家具家電に、車なしの生活

一歩外に出れば日本語は通じず
ずっと疎外感と戦ってきた

はじめての出産育児は
戸惑うことばかりで
身内が近くにいないことで苦労もした

海外生活の感想を一言で求められたら
「つらかった」になる

けれども
そんな事実はどこかに追いやられ
なかなか誤解が解かれないまま
今日も新しい一日がはじまる

2020年10月23日、金曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



事実が事実でなくなる時があるのかもしれない





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