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2020/10/09

久しぶりに厚底の靴を履いた結果、思い出が蘇る・研妻哲学270

数年ぶりに履いた厚底シューズ


OL時代の感覚がよみがえる


もはや死語かもしれないOL

そんな時代が私にもあった

もうとっくに忘れていた事実

オフィスの床に敷かれた
無機質な絨毯を踏む感覚も
抜けきっていた

最近までは
ぺたんこ靴で
デコボコの石畳を
大きなベビーカーを押しながら
ひたすら歩いたり

広い公園だけでなく
普段の送り迎えでも
スニーカーで
子供たちを追いかけたりと

厚底やヒールのある靴とは
無縁の暮らしが
ここ数年続いていた

そんな日々に突如
スポーツタイプの厚底シューズが
仲間に加わった

もともと企業で働いているときは
ヒールがそこそこあるパンプスを
好んで履いていたので

どこか懐かしい感じもあり
試しにスポーツタイプを履いて
外の歩道を歩いてみると
物凄く久しぶりな感覚が蘇った

普通のコンクリートでできた
歩道を歩いただけなのに
踏み込む足の先が
オフィスの絨毯に変わるような感覚

かつて
足の裏が毎日のように感じていたもの

会議に遅れそうだからと
エレベーターを待たずに
階段を駆けのぼった日

同僚と楽しく談笑しながら
歩いた長い廊下

重いノートパソコンと
お気に入りのマグカップを
一緒に持ち運び
マグカップを床に落として
割ってしまった日

上司も一緒にお昼ご飯を
買いにオフィスをでて
外の空気を新鮮に感じた日

思い出のシーンがよみがえった

2020年10月9日、金曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



忘れていた思い出は、感覚が思い出させてくれるのかもしれない






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