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2020/10/03

自分の心を健全に維持するための「自分維持トレーニング」・研妻哲学264

私の「自分維持トレーニング」


環境変化に負けない自分作り


夫の海外修行をきっかけに
日本の都会から
海外の田舎に引っ越すという
大きな環境の変化を経験

新しい環境に
私を知る人は誰もいない

それなりに
自分の中では結構大きな
喪失感や孤独、疎外感を味わった

さらに今度は
産後間もない身体で
海外から
日本の見知らぬ土地に引越して
新しい生活が始まった

そこにもやはり
私のことを知っている人は
誰もいなくて
時折、
孤独感を生みだしてしまいそうになる

ただ、孤独感は孤独と違って
自ら生み出さなければ存在しない

そこで自分の一部を変えることにした

自分の根っこの部分を
変える必要はないけれど
茎や葉の部分は変えていった

徐々に孤独感を生まない体質に
変えていった

そうして最近やっと
孤独感から開放されたというか
克服できたように感じる

その過程、その方法をここでは
自分維持トレーニングと
呼んでみたい

大きく2通り

1つ目は
私の場合
こうして書くことで
毎日トレーニングを重ねている

書きながら自分と対話し
内側を満たしてあげることで
自分をメンテナンスしている

2つ目は
物事の良い面とそうでない面の
両方の視点から考える癖を
つけること

わるい面からも考えておくのは
専門用語だと
ネガティブ・ビジュアリゼーションと
呼ばれているらしい

そうすることで
「今」の捉え方が変わってくる

たとえば
戦争が始まったと想像すると
家族が一緒にいられる重みが
今とはまったく違うものになる

常にあるモノ
いつも一緒にいるヒト

当たり前になっているものが
当たり前ではなくなる場面を
心に描いてみる

もともと若い頃から
そういう思考の癖は多少あったけれど
今年はそれを意識して繰り返した

このときに
日本人の得意技とも言える
周りからどう思われるかという視点は
脇に置いておく

島国で引っ越しも他国に比べて少ない
となると、周りの人の目を
どうしても気にしながら
暮らす必要があるかもしれない

けれども
自分の心を健全に維持にするための
トレーニングにおいては
周りの視点よりも
自分がどう捉えるかの視点が
はるかに注力すべきものになる

自分以外の軸を
いったん脇に置く勇気を
筋トレするようなもの

以前も書いたように
改めて「今この瞬間」の重みを
噛みしめたい

2020年10月3日、土曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



自分の心を健全に維持するトレーニングは、今この瞬間から始められるかもしれない







・参考文献
書名:良き人生について
著者:ウィリアムBアーヴァイン、竹内和世(訳者)
出版社:白揚者
発行年:2013年






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