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2022/01/20

海外ポスドク募集探しと、国内大学研究職探しを比較・研妻哲学430

研究者夫の求職・就職活動


海外ポスドクと国内大学研究職


まずは海外ポスドクの受け入れ先探しから
妻目線で振り返ってみます

当時の求職活動を一言で表現すると
「速攻決まりました」

秒殺、とまではいかなくとも
ヨーロッパで2カ所、研究所の候補を挙げて
そのうちの一方にわりとすぐ決まりました

決まった直後に夫には
国内の大学に残るお誘いもあったのですが
既に海外のボスとオンライン面接も終えて
メールで準備のやりとりが始まっていたため
最初に決まった方を優先させました

(海外移住直後、この判断を後悔するとは、、)

国内に残りたい場合は、
海外選考のタイミングも重要になりそうです
(先に教授と密に話し合っておくとよさそう)

ちなみに、すぐに海外ポスドクが決まったのは
研究分野が狭いことも影響していると思います

(私は詳しくないのですが、)
そもそも夫はメジャーな領域の
研究ではない(らしい)ので
海外の研究所としても
日本から応募してくる夫の存在が
珍しかったのだろうと推測できます

海外ポスドク探しのポイントは
以下のような点も抑えてみると
案外すぐ決まるかもしれません

  • 大都市を避ける
  • 研究領域ドンピシャを狙う
  • 日本から遠い国を選ぶ

実際に現地でポスドクとして数年働いた後
今度は夫が受け入れ側として
ボスと一緒に面接に加わるようになりました

帰国する際、後任を探していたのです

そうして応募者のほとんどは
研究領域に乖離がある
という事がわかってきます

その場合はボス判断で
面接に呼ばれない可能性が高まります

なので事情があって研究分野を変えて
応募するケースでは
相手を説得する材料が求められます

実例としては、それなりの理由があって
海外で大きく異なる分野の
研究所と海外大学職を得た日本人男性がいます

さて、問題は国内での大学ポジション探しです

海外ポスドクのようには
うまくいきません

まさに悪戦苦闘

いつまで経っても
もがき苦しんでいるところです

選べる立場ではないのに
日本だと欲がでて
夫が理想とする狭い地域に絞っていることが
最も影響しています

2022年現在のわが家の場合、
粘る研究者夫
頭を抱える研妻の図が出来上がっています

それこそシステムかなにかで
任期情報がオープンに共有され
パーマネントではない研究者たちが
そのDBに自由にアクセスできれば
今よりもっと求職活動は楽なモノに
なるのではないかと思うのです

スマートシティやバーチャル空間が
もっと普及したその先に
もしかしたら
そんな未来が実現するかもしれませんね

私たちの子ども世代は間に合わなくても
孫世代以降にはかたちになるでしょうか

ちょっとそれましたが、
海外ポスドク探しよりも
国内大学ポジション探しの方が
わが家の研究者夫にとっては難しい問題です



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


問題を難しくしているのは、自分かもしれない





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