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2022/01/26

海外生活でも出会う、男尊女卑地域の出身者の話・研妻哲学434

男尊女卑地域出身の外国人材


来日後の変化


近隣で内戦が続く国の出身である
彼に出会ったのは数年前のこと

誰かと対面するとき
たまに人格と文化的背景(環境)を
わけて考えることがあるけれど
彼の場合はまさにそのケースといえる

初対面にもかかわらず
男尊女卑地域の出身であることが
その言動から読み取ることができた

さらに当時は
有名な大学の研究者という
バックグラウンドが強烈さを増していた

たいていの場合と同様に
一方的な話の展開に
受け答えが続いていく

そのような文化的背景を持つ
異国の人と会話をするのは
ある程度慣れているけれど
色々考えさせられる瞬間となった

そんな感想が第一印象だった彼と
かなり久しぶりにオンラインで
話したときのこと

あれ?前と様子が全然違う

一方的な話し方ではなくなっている

何気ないやりとりや受け答えからも
男尊女卑を感じることがなくなった

  • 私が変化したのか?
  • 彼が変化したのか?

おそらく答えは後者

日本に住み始めて
さらに日本語を覚えて
滞在が長くなるほど
日本文化に順応したのではないだろうか

ある意味
恐ろしさを感じるくらい
角が取れて、丸くなっていた彼

こんなこともあるのかと
驚くばかり

一度ネガティブな印象を持った人でも
数年後は別人のような
人柄になっている可能性があることを
学ばせてくれた異国の彼

まさに言語が変える思考の領域ともいえる


*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



日本語の底力は計り知れないようだ




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