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2021/01/23

奨学金の返済を抱えた研究者夫との結婚経緯・研妻哲学376

たんまり残る奨学金の返済を抱えた研究者夫


奨学金と博士と結婚生活


新婚当初

博士課程をおえたばかりの彼は
身に余るほどの
奨学金の返済を抱えていた

結婚するときに
気にならなかったわけではない

結果的に
必要以上に気にとめなかったので
結婚に至ったわけだけれども

たんまり残る奨学金よりも
個人的に大きな問題を
抱えていたのが
1番の大きな理由だと思う

人によっては
大したことのない話でも
まだ20代だった私にとっては
それまでの人生で
最も大きな悩みの種でもあった

当時は奨学金よりも
将来、地方で暮らしたいという
彼の強い要望に
完全に気をとられていた

首都圏出身の私にとって
地方のかなり
のんびりした田舎での生活は
想像するだけでも
ハードルが高く
親や友人にも心配される始末

この頃は正社員で働いていて
学生の夫に収入がないのは
あまり大きな問題ではなかったので

経済的な心配よりも
将来の生活拠点のことで
心が揺らいでいた

似たような境遇の先輩が別れた
という話を聞いたのも
影響していたかもしれない

そんな環境に置かれていたせいか
奨学金のことは
遠くかすれて見えた

別れるか、
結婚するか

以前にも書いたように
ギャンブルというと大袈裟に聞こえるけど
かけ事のような結婚だったと
我ながら思う

2021年1月23日、土曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*




問題は奨学金の返済額ではなく、受け止め方かもしれない







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