お知らせ

▼研究者を支える妻の会「研妻会」Webサイト

▼「研妻会」インスタグラム気まぐれ更新中

2026/06/11

研妻の本帰国後の課題:ロールモデル探し

 研妻会グランマの場合

海外ポスドク夫に帯同し

アイデンティティを喪失

定年退職後のような生活を擬似体験しつつ

現地での出産育児を経て

本帰国した後の再就職先はフルリモート


一度、精神的に定年を感じているため

再就職は再雇用のニュアンスを含んでいる


こうなるとレアキャラすぎて

ロールモデルが見つからない


運よく会社員に戻ったものの

引越しを繰り返しているので

地域に根付く人付き合いはほぼなく

仕事も家でひとりきり


「友達は?」と聞かれたら

最初に頭に思い浮かぶのは「本」


そんな生活が続き

最近行き着いたのは

日常のありがたさ


家族が元気で

毎日向かう仕事があり

好きな本が読めて

たまに趣味や旅行も楽しめる


これ以上に望んだら

なんだかバチが当たりそうな気もしてくる


孤独ではあるけれど

不幸せではない


これまで孤独はハッピーではないと思っていた

けれどもこんなケースもあるのだと

気づいた2026年6月の記録



*久しぶりの「読書録」*

『人文知は武器になる』文春新書 2026年

著者:山口周、深井龍之介


上記の書籍には付箋をいっぱいつけて
普段は引かない線も引いて
友達(本)との会話を楽しみました

例えばこちらの本で、
数字は具体的なものに思われているけれど
実は抽象的な表現方法であって
数字に表れないところに本質的な価値がある
といった箇所が気に入っています

ほかにも論理的な思考より感性的な思考について
触れられた箇所などに付箋を貼っています
あとはお二人の本の読み方も面白いです

ここからは本の内容から逸れますが、
これからもマイノリティとして
感性を大切に
身近な人を応援する生活を
細々とこちらのブログに書いていこうかなと思います


*研妻哲学*

少数派が行き先を見失ったとき、孤独と一緒に幸せに気づく道もある



2026/03/25

第15回オンライン研妻会・開催記録

 やっぱり研妻が集まると面白い


すごく久しぶりのオンライン研妻会となった第15回


アメリカと日本各地がつながり

和やかに語り合った60分


研妻という立場ならではのお話がたくさん聞けて

研妻仲間のひとりとして

とても楽しい時間を過ごせた夜の記録


それぞれが唯一無二のご経験をされていて

各地でたくましく生きるその姿に

改めて勇気をもらった日の記録


誰にも頼まれていないけれど

ひっそりと研妻仲間を応援したいと

改めて感じた瞬間の記録


すごくリアルな実生活のお話から

宇宙に至る大きなお話まで

非常に興味深く耳を傾けた時間の記録


*研妻哲学*

オンライン研妻会は生きるためのご褒美かもしれない

(研妻仲間の共通点メモ:本の話が楽しい!)



2026/03/08

キャリア断絶で見つけた定年後の肩書き【研妻哲学】

研究者夫の海外勤務について行くための退職で見つけた、定年後の肩書き


キャリア断絶が人生に与える幸福


当時ポスドクだった夫の海外修行

まだ新婚だったこともあり

比較的すんなりと退職し

海外帯同した

と、記憶している


もう結構前の話になるので

もし過去のブログで

ニュアンスの異なる表現をしていても

どうか大きな心で受け止めてほしい


渡航して最初の1年の暗黒時代に

全ての肩書きを捨てた


正確には、捨てることしかできなかった


いわゆるアイデンティティの喪失については

度々ブログで触れてきた通りのため割愛


当時はそれまで経験したことのない苦しみと

必死に戦っていた


まさに暗黒時代だった


ただただ真っ黒でしかないと思っていた出来事だが

何年もの月日が流れ

予想外の幸福につながっていることがわかった


キャリアを断絶し

全ての肩書きを捨てていた期間に

「もう私には、これしか残されていない」と

暗いトンネルの中

必死にもがいていたことが

定年後の肩書きになりうるということ


退職するまでずっと働くしかなかった

研妻の私にとって

この事実に気づけたことは

幸福な出来事である


研妻哲学ブログの中で

「海外帯同は定年退職後の生活のようだった」と

語弊を恐れずに表現したのは

もう何年も前のこと


その時は全く気づかなかったけれど

その定年退職後のようだと思っていた生活で

ガタガタ震えながら挑戦していたことが

本当に定年後の肩書きになりそうだということ


研妻の私に、勤務先の肩書きは必須アイテムではない


そう思わせてくれる

貴重な経験だったわけだ


もし今まさに暗黒時代を迎えている仲間がいたら

こう伝えたい


「肩書きがない、

 真っ暗な期間限定の日々に見つけた

 自分の新しい一面が

 人生のクライマックスに

 大きな花火を打ち上げるよ」



*研妻哲学*

現役時代から、プロフィールを定年後を想定した内容にするといいかもしれない



研究者の妻の職業について

研究者は数年単位の雇用契約である場合が少なくない


わが家の研究者夫も同様に

契約満期か、希望に合う次の職場が見つかった時点で

現職を離れて引っ越してきた


引越す回数が多いほど

研妻は地域に根ざした生活が難しくなる


引越しに耐えられる職業の種類は限られてくる


対面を伴う短期間のリアル職業を繰り返すか

非対面で中長期的にできるネット職業を見つけるか

自ら事業者などになるか


大きく3つあるのではないだろうか


研妻の私は、対面できる職業に憧れつつも

子どもとの時間は大切なため

現実的な選択肢として

インターネットで完結できる職業を選んだ


もちろん私以外の多くの研妻も

オンラインの職業を探した経験や

実際に手を動かした経験があるだろう


家にいてできる職業が見つかったら

もうこれ以上の恵まれた環境はほぼないのではと思う


感謝に尽きる


*研妻哲学*


十分恵まれた環境でも、つい「ないもの」を考えてしまうのは

脳のせいにしてしまっても良いのかもしれない



2026/01/31

夫の仕事が不安定な時の対処法【研妻のメンタルケア】

 夫の仕事が不安定だと、いつ仕事がなくなるかと不安になるもの


研究者に限らず、不安定な仕事をしている配偶者はいる


もう何年も不安定な雇用の研究者を続けている夫に対して

不安がないわけではない


研妻の私は夫の仕事が安定したことがないので

不安定が当たり前


そんな中、研妻のメンタルを保ってきたのは

夫に頼らない

夫を当てにしない

夫が変わらないのであれば、自分が変わる

という姿勢と心構え


不安なとき、期待すると

たいてい裏切られる


もう期待しない

自ら考え、動くのみ


夫の仕事は、あくまでも夫の領域


妻の私には関係ないと割り切って

ひたすら自分の世界に浸る


そうすると

そのうち

夫の仕事が不安定だということを

忘れて生活できるようになる


あくまでも研妻の私の場合は

本を読んだり

文章を書いたり

趣味を楽しんだり

講座を受講したり

新しい分野に挑戦したり

仕事を探してみたり

手帳にこだわってみたり


そんなこんなで

夫の仕事が不安定でも

まあいいか

と、思えるようになった


もちろんすぐにそうなった訳ではない


長い長い時間をかけて

地層ができるように

ゆっくりとメンタルを整えていった


*研妻哲学*

夫の仕事が不安定だからと、妻まで不安になる必要はない



2026/01/27

海外帯同でキャリア断絶。帰国後に再就職して思うこと

研究者夫に海外帯同するためキャリア断絶した研妻の話


本帰国後に再就職をして数年が経つ


再就職までの道のりは平坦ではなかったけれど

今になってふりかえると

海外帯同して良かった

あの時、退職して良かった

ホームシックで一時帰国して良かった

海外出産して良かった

海外育児も経験できて良かった

本帰国後に専業主婦を経験できて良かった

フリーランスで鍛えられて良かった

結局、再就職できて良かった


総じて、運が良かった

それに尽きると思う


ただただ私は、運が良かった


たくさんの遠回りをして

再び社会復帰して数年が経ち

忙しくなりすぎると

また道に迷いそうになることもあるけれど

断絶したと思ったキャリアが

運よく首の皮一枚の薄さで

再びつながることもあるようだ


*研妻哲学*

断絶は終わりの意味ではなく、ひと休みなのかもしれない

 


2026/01/26

研究者の働き方が家庭に与える影響ランキングTOP3

研究者の働き方が家庭に与える影響トップ3

研妻の私が考えるランキング


第1位 住む場所

運がいいとパーマネント職の道を歩めるが

そうではなく、たまたまパーマネント職の道を外れた場合

任期付きであちこちの研究所や大学をふらふらしがち


住む場所は研究者夫の職場次第で決まるため

帯同する研妻の私に選択肢はない


家族が離れて暮らすか、子どもに転校をさせるか

一応悩んで我が家は転校することにした

どちらが良いという話ではなく、

たまたま我が家は転校して家族みんな一緒に

暮らす道を選んだだけであって

研究者家族の中には離れて暮らす人も少なくない

それはそれで良いのである


国内外いろんな地域に住んできた


自分の意思ではなく、何の縁もゆかりもない土地に

いきなり住むことになるので

それなりにエネルギーが必要だ


もう住む場所を自分で決められないことは受け止めて

あとはその地域の生活を楽しむのみ


住む場所は人生に大きく関わるため

研究者夫の働き方・雇用が家族に与える影響は大きい


第2位 育児

研究分野によっては在宅で仕事をするのは難しい


もちろんリモートワーク可能な研究者もいるだろう

扱う研究テーマによって在宅と研究室とを

うまくハイブリッドしている研究者もいる


だがしかし、我が家の研究者夫は在宅でできる業務は少なく

研究室で研究している間、家で子どもたちのお世話をするのは

研妻の私なのである


共働きで夫が家にいないとなると

妻の負担は大きくなる

負担が大きくなると、不満も溜まっていく


そんなこんなで研究者夫へちょっと思うことが出てくると

こうしてブログに書き綴るのである


書いてすっきりした気持ちで

また明日を迎えたいものである


第3位 実家の家族・友人

住む場所は研究者夫の職場次第

仕事をしながら子どもたちと過ごす時間が多いが

実家は遠方で学生時代の友人と連絡を取り合うことは少ない

出社して毎日顔をあわせていた同僚たちも

引越しで退職した後はすっかり静かな間柄だ


ちょっと前まで、これを孤独と感じていたが

最近ではポジティブに捉えられることもある


リアルな交流がない分

こうして今日再び研妻哲学ブログに戻ってきたのである



*研妻哲学*

失ったものより、まだあるものに寄せていくと

ちょっと楽になるかもしれない


2025/03/29

研究者の奥さんってこんな人・研妻目線から|研妻哲学ブログ再開

研妻として多数の研究者の奥さんたちと

会話を重ねてきて

ひとつ気づいたこと


それは、研究者の奥さんは

一人の時間も楽しめるし

仲間との時間も楽しめる


そんな人が多いから

研究者の奥さんの共通点とも言える


少なくとも研妻の私がこれまでに出会った

研究者の奥さん全員に当てはまる



実験や論文の執筆、科研費の申請などで

旦那さんが研究室からなかなか帰らない日や


日本でも海外でも

見知らぬ土地で生活しなければならない日もあり

なにかと孤独な時間を過ごすもの


そんな孤独な時間を受け止め

研妻会などで笑い飛ばせる研妻仲間は

やっぱり凄い


たくさんの苦労があったはずなのに

研妻会で仲間が複数人が集まると

大変だった経験が光を帯びて

場を輝かせる星屑のようになる




*研妻哲学*

星屑が積もれば、新しい星が生まれるかもしれない




*お知らせ1*

「研究者夫と結婚してよかった理由11個」に

最新の内容を追記しました!



*お知らせ2*

長年、研妻哲学ブログを読んでくださっている方は

お気づきかと思いますが

ひっそりとこちらのブログを復活させました


2023年10月〜2025年3月まで新しいブログを更新しましたが

2025年3月から再びこちらの本ブログを更新していきます


行ったり来たりにお付き合い下さり

どうもありがとうございます



2023/10/12

新しい研妻哲学ブログ開設のご挨拶

2023年に新研妻ブログ誕生!→2025年に戻りました!

研妻哲学が生まれ変わります(2025年に本ブログの更新を再開いたしました)

2018年から2023年まで
5年の間
細々と更新してきた
「のほほん博士と結婚したらブログ」

【旧URL】
https://nhhnlife.blogspot.com/


今後は「研妻哲学ブログ」として
シンプルに
密やかに
更新していきます

【新URL】


研妻ブログを通して、
世界中の研妻仲間と
オンラインでつながり
談笑できる日が来るとは
5年前には想像していませんでした

人生100年時代
研妻特有の悩みに寄り添い
和を支えられるような
研妻会のグランマを目指します


*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



現実は、想像していない未来の積み重ねかもしれない




2023/09/12

第11回オンライン研妻会の開催記録(世界5カ所から)・研妻哲学467

第11回オンライン研妻会は世界5地域を繋げて開催


アメリカ、香港、フランス、ドイツ、日本から研妻仲間が集結



予告通り2023年8月24日(木)に開催した
歓迎会を兼ねたオンライン研妻会の記録

世界5つの国や地域に滞在する研妻仲間を
インターネットで繋ぎ
国際的で有意義な時間の共有を実現

アメリカ、香港、フランス、ドイツ、日本から
それぞれスマホやPCで参加

久しぶりにお話する研妻仲間が多くて
話題が尽きず、あっという間の1時間

改めて同じ悩みを共有する事ができ、
海外を含め
研究者という少数派なパートナーを持つと
自身のアイデンティティや仕事・キャリアに関する
迷いや悩みはあって当然

やっぱり
そうだよね
そうそう
まさに
よくわかる

研妻会で仲間の話を聞きながら
こんな気持ちのオンパレード

新しく2名の仲間が加わり、
研妻会の地域は自然と拡大していますが
大事なのは数字や大きさではなく

研妻仲間や関わるご家族・ご友人皆様の
しあわせな生活へ少しでも貢献することが
最も大切であると考えています




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


悩んだ分だけ優しくなれる

優しくなれると笑顔が増える

笑顔が増えると幸せになる



その悩みは、やがて幸せを運んで来てくれる

悩みと向き合う時間も、大切かもしれない



2023/07/27

第10回オンライン研妻会の開催記録(ドイツ・日本)・研妻哲学466

ドイツと日本で個別オンライン研妻会


ポスドク海外研究者に帯同中の奥様から

研妻会Webサイトを通してご連絡いただき

今回は個別に1対1で開催


ドイツ&ポスドク帯同という共通点から

せっかくなのでお時間を頂戴した


すると、さらなる大きな共通点が見つかり

とても驚いた


そんなところで繋がるものかと

非常に嬉しい偶然に出会えた


今回新たに研妻仲間に加わって下さった方も

安定の優秀さである


研妻会代表メンバーページを改めて見ると

素晴らしい女性ばかり


そんな素敵なレディーたちへ

研妻会のグランマ(私)は

目を細めてにこやかな視線を

送り続けたいものだ



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


継続の先に、セレンディピティが待っているかもしれない




*次回、研妻会のお知らせ*

2023年8月24日(木)開催予定です!



2023/07/10

【読書録】静かな人の戦略書 SILENT POWER・研妻哲学465

内向型ジル・チャン(Jill Chang/張瀞仁)氏の『静かな人の戦略書』


控えめだけれど、強力な「静かな力」


といったような見出しで序文が始まる


最初の一文だけで、

既に背中を押された気持ちになる

内向型の私


今年の春は新しい分野が加わり

忙しく過ごしていた日々に

突如登場した女神の1冊


読み進めると

共感する部分が多く

あっという間に読み終えてしまった


また時折

ふと読み返したくなるだろう


そう思うくらい

読み心地の良い本だ


さらに心奪われた点は

その後にある


おわりの方に記載されていた

内向型向けビジネスSNSグループのページから

ジル・チャン氏ご本人の公式サイトへアクセスし

ガイドされるがままに登録したところ

非常にジルさんらしい文面の自動メールが届いたのだ


通常、自動応答メールで感動する事はないのだけれど

この時ばかりは違った


明らかにジルさんの特徴をよく捉えた

言葉が選び抜かれていた


すっかりファンになってしまった

2023年7月の記録


*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


唐突な本との出会いが、本来の自分をとり戻してくれるようだ



第9回オンライン研妻会を開催した記録・研妻哲学464

研究者帯同家族を応援する研妻会


歓迎会を兼ねてオンライン開催



2023年5月、
国内から新しいメンバーにご参加頂き
歓迎会を兼ねてオンライン研妻会を開催

個人的に新しい環境に
身を置いたタイミングと重なり
実施してから記録するまで
間が空いてしまったことを反省

この度は国内からまた新しく
非常に優秀な女性に加わって頂いた

私の知らない分野を専門とされており
香港メンバーと一緒に
とても興味深く聞き入った

また一段階
視野を広げられたような気分になる

今後は海外へ行かれる可能性もあると聞き
挑戦を是非とも応援したい

もちろん苦労はつきものだけれど、
その分、得るものが多い事は
身をもって経験済みである

海外研究者へ帯同する側は
同じ研究者の場合を除き
人生を大きく左右される

ライフイベントが重なれば尚更
その影響度は膨らむばかりか
弾けてしまうこともある

海外に挑戦しても
もし何かあっても
もう大丈夫

戦いで疲れたら
研妻会へひょっこり顔を出してもらえたら
心底嬉しいと思う

2023年7月の記録
 


*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



人生の幸福は、追うものではなく気づくものなのかもしれない




2023/02/08

第8回 研妻会 オンライン開催しました(日本と香港)・研妻哲学463

研妻仲間からのメッセージをきっかけに久々開催!研妻会


海外の優秀な日本人研究者に関する話題で和やかなひととき


久しぶりのオンライン研妻会

ここ最近の開催スタイルとして、
当日、都合がつく研妻仲間で集まる流れが
定着しつつあるように感じる

第8回となる今回もその流れで集まり
香港、北海道、関西をオンラインで繋いで
研究者特有の話題で盛り上がった

話題はアメリカの医学分野から国内の研究ポストまで
「え、そうなの?!」
「うわ、知らなかった」が
連発する場面もあり、
ちょっぴりブラックなテーマにも触れられて
とても濃厚で勉強になった1時間

ブログには記録できない、
研妻会の「ここでしか語られないであろう話」が
たくさん聞けたので
今回開催のきっかけを下さった研妻仲間と
さらに参加して下さった研妻仲間に
心から感謝!



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学* 



何気ないふとしたきっかけが、案外大事なのかもしれない





2023/01/13

【夫】研究者になったことを後悔する瞬間・研妻哲学462

博士課程の頃は気づかなかった、研究者の苦労


研究者夫を持つ妻、家族の未来を考える


わが家の研究者夫とは
大学の学部時代からの付き合いになる

博士課程の前期、後期と
長い長い学生時代には気づかなかった苦労に
30代の今、対峙している

ほぼ匍匐前進の状態で
茨の道を進み
ポスドクを経て
なんとか大学の研究職に就いたものの
任期満了が近づいてくる

次、引越す時は
子どもの転園・転校がもれなくついてくる

なかなか落ち着けない環境に
たまに弱音を吐く研究者夫

自ら選んだ道ではあるけれど
やっぱり後悔する瞬間はあるみたい

本当に一瞬だけど
住みたい場所に住めないストレスを感じると
そんなふうに思うみたい

仕事がなければ
次の契約がなければ
住む場所も定まらない

研究者になったことを後悔する瞬間といえる

博士課程の頃は
幼い子どもを養いながらの
落ち着かない生活までは
考えていなかったらしい

もちろん研妻の私も
まさかこんなに長い間
落ち着かない生活だとは想像していなかった

かれこれ10年以上が経ち
結婚生活11年目になっても、
学生結婚で経済的な不安があった新婚時代のように
定住しないホッパー生活

そろそろ単身赴任もいいかな
そろそろ別居婚もいいかな

考えるだけで、実現までの道のりは遠い



この際、ブログのタイトルを
「研妻のホッパー結婚生活」にしてみるのも良さそうだ

余談:

ドイツでは「ホッパーチケット」と呼ばれる
旅人向けの割安鉄道チケットをよく買っていた




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学* 



結婚10年以上でも、新婚時代と変わらない「ホッパー生活」

「変わらない」ってある意味すごい、と言い聞かせてみるといいかもしれない




2022/12/15

海外研究者夫の帯同妻が、本帰国後に誤解されやすい事・研妻哲学461

海外ポスドク研究者夫の帯同妻が帰国後に感じた違和感


研妻の本音


海外ポスドク修行を経て
本帰国した後に感じた違和感を記録

「あ、もしかして誤解されているかも」と感じた瞬間


引越し後の生活で出会う人たちと
会話の自然な流れで引越しについて聞かれ、
「海外から引越して来ました」と答えると
「いいな」とか
「すごい」とか
ポジティブに返してもらえる事が多く
華やかなイメージを持たれやすい

ポスドクがニッチな領域であるため
誤解が生じるのかもしれない

それでも実際の生活は
なかなか悲惨なものだったので
誤解を解いて、
あまりいい事ばかりではないことを
どう伝えるか
考えてきた

海外ポスドク帯同生活を
一言でいえば、
「辛い」ですよ

と、切り返して
一般的な駐在といかに違うかを
説明したこともあった

どの方法が最良かは
いまだにわからない

けれども、
幸いなことに
誤解が何か問題につながったことはないため
誤解されるだけなら
その誤解を解く方法を
ただ模索すればいいのかもしれない

これが万が一、周りの人たちとの間に
亀裂を生むことになれば
見直さなければならないだろう



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学* 



誤解されるより辛いことは、線を引かれることかもしれない




2022/12/13

「助教の妻」と「海外ポスドクの妻」の違い。研妻目線で・研妻哲学460

海外ポスドクのその後「任期付き助教(大学教員)」


研妻が考える「助教の妻」と「海外ポスドクの妻」の違い


これまでをざっと振り返ると、夫が
大学の学部生時代に出会い
大学院の博士課程の学生だった頃に結婚し
博士PhD取得後、すぐに海外ポスドクとなり
帰国後に任期付き助教となった

お互い大学生だった頃は
夢にも思わなかった人生を歩んでいる

まさか大学院に進学するとは
まさか学生結婚(夫)するとは
まさか海外移住するとは
まさか海外出産するとは
まさか本帰国できるとは
まさか日本の大学で働けるとは

まさかのオンパレードである


このブログを開始した当初のことを
まだ覚えている

当時、海外ポスドクに帯同していて
何かと疎外感を覚えることが多かった

人生の主役が、自分ではなく夫になったかのようだった

そこで気晴らしにスタートしたのが、このブログ

海外ポスドク修行を全うして
無事に本帰国できるのか、
ハラハラドキドキの海外生活を
「今しか書けない」こととして
記録することにしたのだった

不本意ながらも
夫中心の生活になってしまった海外ポスドク時代から
帰国した今
何か変わっただろうか

相変わらず
住まいは夫の任期次第

振り回される相手が
私だけだった時代が過ぎ去り
子どものことも考えなければならない

それでも嘆くまい

インターネットには
アカデミアに残ることや
ポスドク、研究者との結婚がいかに
茨の道で、酷であるかが
ありありと書かれているものが多い

そんな中、わずかばかり
ほっこり落ち着くような話題を届けたい

なぜなら
嘆いている時間がもったいないから

自分ひとりの力では
到底変えられないものを
変えたいと思うことは
当然だけれど

そればかりでは
時間がいくらあっても足りないから

どんな道を選んでも
ある程度、大変なことは避けて通れないから

どの道を選んでも
どのみち大変なことに遭遇するなら
今この道を
どっしり歩いて行きたい

そう思える余裕が
心の隙間に
ほんの少し芽生えたことが
研妻の私にとっての
「海外ポスドクの妻」と「助教の妻」の違い

海外ポスドク時代、
そんな風に思う余裕は一切なかった

常に暗闇の中を
迷い、彷徨い、這うように生活していた


闇が多少明けた今も
相変わらず、
次の職場は未定だ

任期が切れた後
次の仕事がないことは
我が家にとって、もはや当たり前のこと

次の仕事がないのも
実験がうまくいかないのも
「はいはい、いつもの事ね」
「いつも通りね」と、

わりと
いつも
こんな感じの会話も
当たり前

人生は「まさかのオンパレード」なのだから
次はどんな「まさか」に出会えるのか
「研妻会」の仲間と一緒に楽しみたいものである




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学* 



誰かの当たり前と、あなたの当たり前は、違って当たり前かもしれない




2022/10/20

【研妻会】オンライン歓迎会の実施記録|中国方面から・研妻哲学459

中国方面から初参加!オンライン研妻会(歓迎会)を開催


香港在住の才色兼備ママ登場



大変嬉しいことに、
この度は研妻会にとって初めてとなる中国方面から
新しい研妻仲間にご参加いただきました!

研妻歴が研妻会のグランマ(筆者)よりも長く
研妻会の中でも最長となる研妻の大先輩

第7回目となるオンライン歓迎会には、
香港からのアクセスとなりました

しかもご自身も研究者のご経歴を持つ
才色兼備な奥様です

いつもは日本時間の早朝に実施していた
オンライン研妻会ですが、今回初めて時間をずらしての
開催となりました

欧州が早朝の時間帯になってしまい、
当日はアメリカ、香港、日本をつなぎました

香港だけでなく、
アメリカ、オーストラリアでの海外経験も豊富で
研妻仲間にとって非常に心強い先輩に加わって頂き
この素敵なご縁に感謝です


研究者とその家族は
(もちろん例外もあると思いますが)
わりといつも少数派に属することが多く、

海外移住すると
「駐在ですか?」と、聞かれ

帰国後は
「転勤ですか?」と、聞かれ
 
そんな感じですが、、、 
駐在でもなく
転勤でもなく
転職です!

ちなみに国際結婚でもありません

なんて答えると「え?」と一瞬驚かれることも
あったりして、本当に研究者家族特有の悩みや
境遇を理解してくれる人は非常に少ないものなのです

ですので、こうしてまたひとり
貴重な研妻仲間を迎え入れることができて
とても嬉しいです

そして
最近たまに思うのです

大勢の人に理解されなくてもいいのではないかと

わかる人だけ、わかってくれれば
それだけで救われるんじゃないかって

これを読んでいるあなたも
もし同じような研究者家族あるあるのお悩みを抱えていたら
ぜひお気軽に研妻会サイトへメッセージくださいませ



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学* 


少数派である研妻会のグローバルな研妻ネットワークに、いつかあなたも救われるかもしれない




2022/08/26

研究者との結婚10年はどんな感じ?・研妻哲学458

研究者夫との結婚生活10年目

ふと気がつけば、あれから10年
うっかり忘れそうになるほど
人生に溶け込んだ結婚生活

実際はどんな感じか、妻目線で記録

すっかり忘れていたけれど、
2022年は結婚して10年の節目の年

特別なことは何もしていない

もともとサプライズとか
プレゼントとか
そういった類のものを
してくれる人ではないので
「何もない」のが当たり前

しかも結婚して10年が経つことを
思い出したタイミングが
科研費の申請の時期と重なってしまった

科研費の申請といえば、
毎年「研究者夫を悩ませるもの第1位」である

いつもより若干
ピリピリムードが漂う

それでも彼なりに適応しているようで
10年前の大学院生時代に比べたら
かなり落ち着いたピリピリである

10年前、研究者夫が
まだ博士課程の彼氏だった頃、
論文の締め切りが迫ると
それはそれは、激しくピリピリしたものだった

10年前はよく締め切り前に
小さな喧嘩をしていた

それが年々、
ピリピリしても結果が変わる訳ではないと
悟ったのか

20代のピリピリと
30代のピリピリは
大きく異なることがわかった

こんな感じで、
結婚10年目の話なのに
科研費の申請に追われる夫のピリピリ感しか
出てこないという現実



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学* 



何もない毎日が、幸せなのかもしれない




2022/07/27

子どもと過ごす夏休み2022。どうなる帰省、習い事・研妻哲学457

夏休み開始の記録2022


子どもとの時間とライフ・バランス


2022年の夏休み序盤、
水族館で年間パスポートを購入したあとは
子どもの習い事に通う日々が続いている

下の子はまだまだ教室の中まで
母親である研妻の付き添いを必要とするけれど

上の子はもう保護者の付き添いがいらない

そんな状況の中、
それぞれ別の習い事のサマースクール日程が
ちょうどぴったり重なった

同じビル(建物内)で別々の習い事に通っているため
フロアが異なるけれど
送り迎えは1回で済む

最初に上の子を、
上の階の教室に送り届け、次に
下の子を連れて、
下の階の教室に入る

感染者が増えている影響と
もともと人口が少ないため、
都会で人気の教室も
地方ではほぼ貸切状態なのは
地方住まいのいいところかもしれない

地方で
静かに
暮らす

これが贅沢だと知ったのは
つい最近のこと

人目に触れず
心穏やかに
心地よく暮らす

今のようにそれが叶うのであれば、
もうどこに住んでも構わないだろう

オンラインでいくらでも人に会えるので
オフラインで自分時間が確保できると
全体のバランスがとれるようである

それで十分なのだ

そんなタイプである研妻の私は
バーチャルとの相性もわるくないだろう

オンラインは広く浅く付き合うけれど
オフラインは狭く深い付き合いで満たされる

このバランスがちょうどいい

有期雇用の研究者夫の仕事上、
次はいつ、どこに引っ越すかわからない

そんな不透明な子育て環境だからこそ
「今この環境」を最大限に活用しよう

今の子育て環境のいいところは、
大学主催の子ども向け講座や授業に
参加しやすいところ

大学の小学生向け科学教室に参加したあとは
タイミングをみて帰省もしたい
2022年夏休み開始の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学* 



夏休みは、オンラインとオフラインのちょうどいいバランスが見つかるかもしれない