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2026/03/08

キャリア断絶で見つけた定年後の肩書き【研妻哲学】

研究者夫の海外勤務について行くための退職で見つけた、定年後の肩書き


キャリア断絶が人生に与える幸福


当時ポスドクだった夫の海外修行

まだ新婚だったこともあり

比較的すんなりと退職し

海外帯同した

と、記憶している


もう結構前の話になるので

もし過去のブログで

ニュアンスの異なる表現をしていても

どうか大きな心で受け止めてほしい


渡航して最初の1年の暗黒時代に

全ての肩書きを捨てた


正確には、捨てることしかできなかった


いわゆるアイデンティティの喪失については

度々ブログで触れてきた通りのため割愛


当時はそれまで経験したことのない苦しみと

必死に戦っていた


まさに暗黒時代だった


ただただ真っ黒でしかないと思っていた出来事だが

何年もの月日が流れ

予想外の幸福につながっていることがわかった


キャリアを断絶し

全ての肩書きを捨てていた期間に

「もう私には、これしか残されていない」と

暗いトンネルの中

必死にもがいていたことが

定年後の肩書きになりうるということ


退職するまでずっと働くしかなかった

研妻の私にとって

この事実に気づけたことは

幸福な出来事である


研妻哲学ブログの中で

「海外帯同は定年退職後の生活のようだった」と

語弊を恐れずに表現したのは

もう何年も前のこと


その時は全く気づかなかったけれど

その定年退職後のようだと思っていた生活で

ガタガタ震えながら挑戦していたことが

本当に定年後の肩書きになりそうだということ


研妻の私に、勤務先の肩書きは必須アイテムではない


そう思わせてくれる

貴重な経験だったわけだ


もし今まさに暗黒時代を迎えている仲間がいたら

こう伝えたい


「肩書きがない、

 真っ暗な期間限定の日々に見つけた

 自分の新しい一面が

 人生のクライマックスに

 大きな花火を打ち上げるよ」



*研妻哲学*

現役時代から、プロフィールを定年後を想定した内容にするといいかもしれない



研究者の妻の職業について

研究者は数年単位の雇用契約である場合が少なくない


わが家の研究者夫も同様に

契約満期か、希望に合う次の職場が見つかった時点で

現職を離れて引っ越してきた


引越す回数が多いほど

研妻は地域に根ざした生活が難しくなる


引越しに耐えられる職業の種類は限られてくる


対面を伴う短期間のリアル職業を繰り返すか

非対面で中長期的にできるネット職業を見つけるか

自ら事業者などになるか


大きく3つあるのではないだろうか


研妻の私は、対面できる職業に憧れつつも

子どもとの時間は大切なため

現実的な選択肢として

インターネットで完結できる職業を選んだ


もちろん私以外の多くの研妻も

オンラインの職業を探した経験や

実際に手を動かした経験があるだろう


家にいてできる職業が見つかったら

もうこれ以上の恵まれた環境はほぼないのではと思う


感謝に尽きる


*研妻哲学*


十分恵まれた環境でも、つい「ないもの」を考えてしまうのは

脳のせいにしてしまっても良いのかもしれない